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2022/06/30 1:41:36
初版 2022/06/30

総死亡激増の原因がワクチンだという説を相関係数で否定する考え方の誤謬

2021年後半から、特に2022年に入ってから総死亡が激増していることを受けて、データに基づいてワクチンの危険性を訴える人たちは、総死亡の激増という事実がワクチン信者の目を覚ますだろうと期待しています。ところがそれに対して 「ワクチン接種数と超過死亡との間の相関係数がやや負であることがワクチンの危険性を否定した」 と主張するツイートが2つほど現れたので驚きましたが、それらのツイートに論理的誤謬がありました。

目次

 

それらのツイートのロジック

彼らが計算した相関係数

2022年初頭のある期間について、各都道府県ごとのワクチン接種数と超過死亡を計算し、それらの相関係数を計算した。そうしたところ、やや逆相関という結果になった。そして、ワクチン接種数と超過死亡の2次元平面上に都道府県をプロットして目で確認した。

「この結果がワクチン危険説を否定した」と彼らが主張するロジック

彼らは次のような論法で、「ワクチンが死をもたらす作用は看過できないという説は否定された」と考えていると、私は思った。

彼らのロジックの誤り

彼らがこのように考えているという私の説が正しければ、彼らの論法は次のように誤りだということになる。

彼らの統計的な誤謬

彼らは「ワクチンと超過死亡の相関係数がやや負であるから、ワクチンが死をもたらす作用は看過できないほど大きくない、あるいはまったくないので、ワクチンが有害だという可能性は忘れてよい」と考えているのだと、私は思う。しかし下に示すように、「ワクチン接種は多く、超過死亡は小さいが、ワクチン死は看過できないほと多い」都道府県も存在可能なので、彼らの考えは誤りである。

2021年後半からの総死亡爆上がりの原因は何か

私は「mRNAワクチンのブースター(3回目接種)が主因だ」という説も「あり」だと思うが、「団塊の世代が寿命を迎えたためだ」とする説も「あり」だと思う。
しかし、いずれにしても、上記のツイートのロジックが誤りであることに変わりはない。


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