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それに合わせて表題も変更しました。
モンティ・ホール問題や3囚人問題のような事後確率の問題を解く場合、
そして、以下のようにさまざまな図法が編み出されている。
場合の数を数えると、switch して勝つ確率は 6 / 9 = 2 / 3 となる。
2013/09/13 に一部書き換えました。
この表の列が左から右に時間の流れに沿って配置されているので、「時系列分割」と言ってよいだろう。
「時系列の階層分割」 は 「条件付確率あるいは事後確率」 を計算するときに行うことが多いので、上の図のように 「時系列の階層分割」 でありながら 「非条件付き確率」 を計算しているのは珍しい。
しかし Steve Selvin 本人は 「標本空間」 を 「時系列」 に分割したつもりも、 「階層的」に分割したつもりもなくて、事象を分類したら、たまたま結果的に 「時系列の階層分割」 になっているのかも知れない。
このような図を使う人は、下記のような用語を使うことが多い。
注: Wikipedia(日本語版) の 「決定木」 の記事 (2013年3月20日 (水) 00:29版) に掲載の図はずいぶんと毛色の違うものなので、上に示したような図を「決定木」と呼ぶ人は勘違いしているのかも知れない。
縦方向に階層分割するなら、横幅が「確からしさ」に比例するように画き、
横方向に階層分割するなら、高さが「確からしさ」に比例するように画く。
Wikipedia(英語版)の"Monty Hall problem"の記事をはじめとして、広く使われている。
このような図を使う人は、図法を表す用語を使わないことが多い。
こういう図法を数学で正式になんと呼ぶのかインターネットで検索しても筆者は見つけることができなかった。特に数学用語は決まっていないのかも知れない。
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2016/09/17 12:35:50
初版 2013/09/13 15:34:55 以前
標本空間の時系列階層分割の図法集
2013/07/28 に 「標本空間の分析」 という表現をやめて、「標本空間の分割」 に切り替えました。それに合わせて表題も変更しました。
モンティ・ホール問題や3囚人問題のような事後確率の問題を解く場合、
- ①当り扉の配置や恩赦になる囚人の決定
- ②挑戦者による扉の選択や看守に質問する囚人の決定
- ③ホストによるハズレ扉の開扉や看守による処刑囚人の名明かし
そして、以下のようにさまざまな図法が編み出されている。
一行一行が確率変数の値の組合せになっているが、全体を見ると時系列の階層分割になっている方法
モンティ・ホール問題を作った Selvin, Steve (1975a). の方法
|
|
Monte Hall が開ける箱 |
|
|
---|---|---|---|---|
A | A |
|
Aから |
負け |
A | B | C | BからA | 勝ち |
A | C | B | CからA | 勝ち |
B | A | C | AからB | 勝ち |
B | B |
|
Bから |
負け |
B | C | A | CからB | 勝ち |
C | A | B | AからC | 勝ち |
C | B | A | BからC | 勝ち |
C | C |
|
Cから |
負け |
2013/09/13 に一部書き換えました。
この表の列が左から右に時間の流れに沿って配置されているので、「時系列分割」と言ってよいだろう。
「時系列の階層分割」 は 「条件付確率あるいは事後確率」 を計算するときに行うことが多いので、上の図のように 「時系列の階層分割」 でありながら 「非条件付き確率」 を計算しているのは珍しい。
しかし Steve Selvin 本人は 「標本空間」 を 「時系列」 に分割したつもりも、 「階層的」に分割したつもりもなくて、事象を分類したら、たまたま結果的に 「時系列の階層分割」 になっているのかも知れない。
斜めの線を使う方法
次の図のような斜めの線を使う方法である。このような図を使う人は、下記のような用語を使うことが多い。
|
その用語の |
---|---|
決定木 (注参照) |
機械学習 など |
樹形図 | 分野を特定しない |
probability tree diagrams | 統計数学 |
注: Wikipedia(日本語版) の 「決定木」 の記事 (2013年3月20日 (水) 00:29版) に掲載の図はずいぶんと毛色の違うものなので、上に示したような図を「決定木」と呼ぶ人は勘違いしているのかも知れない。
普通の表形式の方法
次の図のように枠線で囲った四角形を積み重ねる方法である。縦方向に階層分割するなら、横幅が「確からしさ」に比例するように画き、
横方向に階層分割するなら、高さが「確からしさ」に比例するように画く。
扉3が 当たり | 扉1が 当たり | 扉2が 当たり | |
扉1を 選択 | 扉1を 選択 | 扉1を 選択 | |
扉2をホストが開く | 扉2を ホストが 開く | 扉3を ホストが 開く | 扉3をホストが開く |
Wikipedia(英語版)の"Monty Hall problem"の記事をはじめとして、広く使われている。
このような図を使う人は、図法を表す用語を使わないことが多い。
こういう図法を数学で正式になんと呼ぶのかインターネットで検索しても筆者は見つけることができなかった。特に数学用語は決まっていないのかも知れない。
円グラフのような図を使う方法
市川 伸一, 下條 信輔. (2010).で紹介されている「ルーレット表現」が代表である。文献
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市川 伸一, 下條 信輔. (2010).
3囚人問題研究の展開と意義をふり返って . 認知心理学研究. 2010, Vol. 7, No. 2, p.137-145 .
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Selvin, Steve (1975a).
"A problem in probability" (letter to the editor). American Statistician 29(1): 67 (February 1975).
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