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2013/09/28 10:35:24

大人なら気をつけたいモンティ・ホール問題

モンティ・ホール問題の解説の仕方によっては、エンドレスの論争を呼ぶことがあります。
QAサイトやブログでそのような議論が行われるのを見ることがときどきあります。
これらの論争は哲学論争あるいは神学論争の類なので、議論が始まったら終わるはずもありません。
中には異次元世界の住民同士の議論でまったく話が通じていないケースもあります。

うっかり論議を始めるとエンドレスの論争になることもあるテーマ

実際に激しく議論している事例のあったテーマ

 
 非条件付確率の問題設定での解答は、 ベイズ理論で解いていないので誤りだ。 

非条件付確率の問題設定条件付確率の問題設定のどちらを優先するかで意見が分かれるのでしょう。

 
 ホストがハズレ扉の開け方るときのルールが明記されているかどうか、で答えが変わる。 

標準仮定を仮定することを、モンティ・ホール問題を解くときの「作法」として受け入れる人とそうしたくない人の間で意見が分かれるのでしょう。
抽象的な数学の確率論で確率を考える人と、人間の頭の中の現象として確率を考える人でも、意見が分かれるでしょう。

 
 挑戦者が当たりを選んだときにホストが残りのそれぞれの扉を開ける確率を考慮しなければならない。 

非条件付確率の問題設定条件付確率の問題設定のどちらを優先するかで意見が分かれるのでしょう。

その他の議論になりそうなテーマ

 
 ハズレ扉を開けるときのルールをホストが挑戦者に言っているかどうか、で答えが変わる。 

抽象的な数学の確率論で確率を考える人と、人間の頭の中の現象として確率を考える人で、意見が分かれるでしょう。

異次元世界の住民同士の論争

2013/09/28 にこの項を追加しました。

数学の確率論で議論する人と、日常の確率論で議論する人同士の論争の場合、互いに相手の言葉が理解できないために、エンドレスの論争になることがあります。

実際に激しく議論している事例のあったテーマ

 
 ホストがハズレ扉を開けるとき、どちらを開けるかのルールが明確になっていない場合、残った扉が当たりである確率は互角か 

数学の確率論で考える人は挑戦者が選ばなかった方の扉が当たりである確率は 1~1/2 だからこちらを選ぶにしくはないと考えました。
一方、その人なりの日常の確率論で考える人は、不確かなのだから残った二つの扉は互角だと考えました。
不確かさの意味を数学の確率論で考える人がいくら数学で説明しても、不確かさの意味を日常の確率論で考える人には理解できませんでした。

この二人は異次元世界の住民なので言葉が通じなかったのだろうと、私は思っています。



用語解説



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