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2021/10/25 10:29:28
初版 2021/09/21
接触削減の錯覚など新型コロナにまつわる錯覚たち
2021年3月までに、多くの人がデータに基づいて、日本の緊急事態宣言に効果が無かったことを示しました。欧米では、でデータに基づいてロックダウンに効果がなかったことを示す論文や報道が出されるようになりました。緊急事態宣言やロックダウンのもとになっていた接触削減論が錯覚に基づいていたのです。さらにマスクに効果がないどころか逆効果だったことを示す研究も発表されるようになりました。マスクも錯覚に基づいていたのです。2021年8月になると、変異株やワクチンに関連する錯覚も錯覚の列に加わりました。
目次 |
コロナウイルスの伝染メカニズムに関する無知による錯覚
感染者が未感染者に接近する頻度が流行速度を決定するという錯覚
これが錯覚であることの説明
- 新型コロナが十分蔓延してからは、主な感染経路が不特定の人同士が接触する飲食店でなく、職場や家庭に替わって来た。
- 新型コロナが流行り始めてから1年半以上たっても、誰も電車通勤を大幅に制限しようとしない。テレワークで多少空いているかもしないが、通勤電車内ががらがらだという話は、最初の緊急事態宣言が始まったころの話でしかない。
- 空気感染(エアロゾル感染とも言う)が主たるウイルスの伝染方法であることを示す研究結果が集まっている。このことは、人と人との接触件数よりも、換気の良し悪し、人の数、滞在時間の総合的効果で感染力がきまることを意味している。
- 盆暮れや、オリンピック開会式など、ステイホーム(家庭の団らんや親せきの行事)が感染拡大の引き金だったことが、時系列のデータを見るとわかる。(ステイホームは感染を拡大する)
この錯覚を生み出す錯覚
飛沫感染論
「飛沫感染を主たるウイルス伝染経路だとする錯覚」 参照。錯覚が結果としてもたらす誤った施策
8割接触削減論
2020年の春にある理論疫学者が「人と人との接触を 8割削減するとこれこれの期間でこれこれまで感染を減らせる」という試算を発表した。その試算の元になっているのが実効再生産数が接触頻度に比例するという錯覚である。この接触削減論という誤謬が下記の誤った施策の根拠として今に続いている。
- 人流削減の要請
- 県境をまたぐ移動の制限
- 飲食店の営業時間制限(休止、早仕舞いなど)
飛沫感染を主たるウイルス伝染経路だとする錯覚
2021年の中頃から、空気感染(エアロゾル感染とも言う)が主たる伝染経路であることが知られるようになったが、それまでは飛沫感染が主だと思われていた。このため、近接した人と人の間で伝染が生じると思われていた。これが錯覚であることの説明
- 人と人が接触する場面でも飛沫を浴びる頻度はそれほど多くないこと、および飛沫を数回浴びただけでは感染しないらしいこと。
- ダイヤモンドプリンセス号での新型コロナ伝染のメカニズムの研究によると、空調ダクトが主なウイルス伝染経路だったらしい。
錯覚が結果としてもたらす誤った施策
マスク
- マスクに感染拡大防止効果がないことを明らかにする研究が多く行われている。
- 日本では、新型コロナで死んだ子供はいないが、マスクで死んだ子供はいる。
- マスクは表情での感情や意思の伝達を妨げるので、小学校でのマスクは子供の社会性の成長の妨げになる。
ビニールシートやアクリル板による遮蔽
これらはエアロゾルの滞留を招いて逆効果である。- コンビニのレジに設けたビニールシートはレジ内部にエアロゾルを滞留させる。
- 飲食店のテーブルに設けたアクリル板は店内の換気の妨げになる。
大本営(専門家会議や厚生労働省など)の発表やマスコミを信ずる錯覚
ゼロコロナを求める狂気
これが狂気であることの説明
- 伝染病の封じ込めが可能であるためには、感染後ただちに発症、発症者は傍目にも明らか、強毒性で致死率が高い、の三つの条件を満たす必要があるが、新型コロナウイルス感染症はいずれも満たしていない。結果としてワクチンに頼るか、ウイルスが変異して弱毒化するのを期待するしかない。
台湾やニュージーランドのように封じ込めに成功した国があるから日本でもできるはずだというのも錯覚である。それらの国々はウイルスを特定の地域に封じ込めているのでなく、強烈な水際対策でウイルスを寄せ付けていないのである。
(↑ 2021/10/25 加筆) - 新型コロナウイルスによる死亡率はインフルエンザによる死亡率に比べて格段に高いわけではないので、インフルエンザと同等の対応が本来の姿である。
この狂気の元になる錯覚
致死率と死亡率の混同
新型コロナの致死率(感染者数を分母とする)はインフルエンザよりかなり大きいが、死亡率(人口を分母とする)はさほど大きくない。新型コロナが恐ろしい伝染病かどうかは死亡率で決まるが、マスコミは致死率ばかり報道する。陽性者数と感染者数の混同
マスコミが日次の新規陽性者数(正確には陽性報告の日次集計数)を言い換えて、「今日の感染者数は何人」とか「新たに何人が感染」などと報じるため、感染者数という言葉が誤って広まってしまっている。実際の日次の新規感染者数は新規陽性者数の数倍から数十倍だと、私は考えている。結果として、マスコミのいう「感染者数」で致死率を計算すると過大になる。新しい脅威は以前からの脅威より恐ろしい
新型コロナがインフルエンザと比較して異常に恐れられているのは、新型コロナがなじみのない不気味な脅威だからかも知れない。安心したい気持ちが大きな恐怖を求めさせる
大きな傷を癒したときの安堵感は、ささいな傷を癒したときの安堵感より大きい。このことから私は、「マスコミに不安を煽られた大衆は、新型コロナの脅威を実態より大きく報じるニュースの方を信じる」という仮説を思い付いた。この狂気がもたらす誤った施策
- 緊急事態宣言や飲食店の営業制限などの策を延々と続けることは、非正規雇用の女性の自殺、子供の教育の破壊、結婚や出産の減少、そして最終的には日本の衰退を促進する。政府がそのような施策をとるのは、そうしないと次の選挙でマスコミに煽られた民衆にそっぽを向かれるからだろう。
- マスコミに「新たな感染者数」という、誤報に近い報道を延々と続けさせる。その方が視聴率を稼げるからだろう。
- 内閣参与が「欧米に比べて日本の新型コロナはさざなみ」と発言して炎上したとき、内閣が謝罪した。本来は、さざなみであることを知らない民衆の無知を正すべきところであるが、さざなみではないと政府も思っている事にしないと次の選挙で不利になるからだろう。
流行の沈静化は緊急事態宣言など行動制限策のおかげだ、流行の再燃は行動制限が緩んだせいだ、という錯覚
これが錯覚であることの説明
- 今までの緊急事態宣言は実効再生産数が1を下回る兆しが見えたときに慌てて出されている。まるで放っておいても自然に流行が沈静化することを国民に知らせないようにするがごとしである。
- 日本の日次の新規陽性者数(マスコミ的には「あらたに感染した人数」)の増減の時期は、世界全体の日次の新規陽性者数の増減の時期とぴったり一致している。(デルタ株になってから日本の日次の新規陽性者数がジャンプしていることを除いて)
このことは、緊急事態宣言などの施策がまったく、あるいは一部を除いて、何の効力もなかったことを示している。 - 人流の増減と新規陽性者数の増減の間に正の相関がない。(青山議員が人流削減の無意味さを衆議院委員会で説明)
この錯覚の元になる錯覚
新型コロナの流行が自然に沈静化することはないという錯覚
緊急事態宣言や飲食店の営業制限などの人為的な要因がなければ新型コロナの流行が鎮静化しないという錯覚である。下記の無知が原因である。- 伝染病の流行は勝手に沈静化することを知らない。言い換えれば、SRIモデルなどの単純な数理モデルも知らない。
- 流行の活発化や沈静化は、季節変動、支配的な変異株の交代、盆暮れのステイホームなどのインパクトで説明できることを知らない。
参考資料 新型コロナの流行と気象との関係に関する分析、変異株の盛衰と新型コロナ流行の盛衰の同期に関する資料 (← 2021/10/12 追加)
沈静化が早すぎるという錯覚
流行のピークの新規陽性者数が人口の割に少な過ぎるといぶかしむ心理である。下記の無知が原因である。- SRIモデルなどの数理モデルに、ファクターXを加味してシミュレーションすれば、予想外に早く沈静化することを知らない。(ファクターXが新型コロナの流行のピークを下げるしくみ)
- 高齢者層と非高齢者層の間の接触の少なさが実行再生産数を下げることを知らない。
錯覚が結果としてもたらす誤った施策
緊急事態の再宣言や、宣言の延長や対象県拡大
- 2021年1月の緊急事態宣言や、その後の緊急事態宣言は、新型コロナに詳しい人たちをあきれさせたり、失望させたりした。
- 2021年の夏のデルタ株による感染爆発に慌てた地方県知事たちが、こぞって自分たちの県を緊急事態宣言に含めてくれと要求した。
菅総理の置き土産
- 緊急事態宣言を解除しないかわりに、2021年暮れの第6波に備えて段階的に行動制限を緩和する策を残して、菅総理は総裁選不出馬を決めた。
- 「ワクチン接種完了を条件に行動制限を緩和」というのが政府の方針らしい。いきなり緊急事態宣言をやめたら情弱層(テレビしか見ないじいさんばあさん)の反発を招いて自民党に不利だから、ワクチンで安心させながら本来の施策に近づけようとしているのだと、私は思う。
医療は逼迫している、助かる命を助けるためには行動制限の強化が必要、という錯覚
これが錯覚であることの説明
医療資源は十分にあるが、下記の制約のため、医療が逼迫してしまう。これらの制約を回避する手段はある。- 医師の多くが開業医であり、発熱外来を設けるスペースを持たないことが多い。
- 病院の多くが個人経営の中小病院であり、本格的なコロナ患者を治療できない。
- 公立病院に関しても、自治体をまたぐ協力体制がない。
問題解決のための取組
下記の取組はすでに始まっている。- 開業医の中に発熱外来を設けたり、自宅療養者の往診に努めたりする人たちが増えている。
- 回復期の新型コロナ患者を新型コロナ専門病院から受け入れる一般病院も現れている。
在宅医療中に急に重症化して死亡する事例に対して、政治の無策だという錯覚
これが錯覚であることの説明
下記の制約のため、自宅療養者が放置されたり、救急車が病院を探してさまよう事態となっている。- 新型コロナが指定感染症のため、保健所による「隔離」の対象となり、自宅やホテル療養の場合、必要十分な治療が受けられない。
- 日本では救急車が自分で病院を探す制度になっている。(欧州では中央で一括して救急搬送先を手配している国もあるらしい)
「自宅療養の拡大」という政策に開業医による往診やリモート診療をセットにしなかったのは、「政治の無策」というより、「厚労省の怠慢」だと私は思う。
問題解決のための取組
下記の取組はすでに始まっている。- 東京都は2021年8月に、救急搬送を要請した自宅療養中の新型コロナウイルス感染者が酸素投与を受けられる「酸素ステーション」の運用を始めた。(都、酸素ステーション開設)
- 往診でもカクテル療法
酒を提供する飲食店が感染のハブだ、という錯覚
これが錯覚であることの説明
- 飲食店での酒席は圧倒的に職場の飲み会だろうと、私の経験からそう思う。飲みに行くときには既にコロナをうつし合っているのだ。
- 飲食店でのクラスターの研究などを見ると、飲食店のレイアウトが大きく影響している。換気の具合を評価しないで、飲食店だからとか、酒類を提供するから、などと一律の条件で制限を掛けるのは間違っている。
- グローバルダイニング、都と法廷で争う (← 2021/10/12 追加)
分科会の説明は錯覚というよりも詭弁
(2021/10/12 追加)飲食店を新型コロナの流行の犯人扱いするために分科会などが繰り出した論法の数々について、別ページ「新型コロナ時短要請のトリック【モンティ・ホール問題 好きのホームページ 】」で色々調べて見ました。下記では、その中でとくに印象に残ったものを再度分析してみました。
内閣官房の Webページ "新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の対応について|内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室"
からリンクされた Webページ "新型インフルエンザ等対策有識者会議|内閣官房ホームページ"
に分科会で審議された資料を開催日ごとにPDFファイルにまとめたもののリンクがある。
そのうちの、第19回 令和2年12月23日(水)の資料2-2 「現在直面する3つの課題」の中の一つの図をとりあげて見る。
「課題②:感染者の多くは20-50歳代 二次感染者の多くも20-50歳代」と題した 2番目のスライドで、飲食店でのクラスター件数や孤発例の件数のピークが家庭内クラスターや施設内クラスターのピークに先行していることをグラフを組み合わせた図で示し、歓楽街や飲食を介しての感染が感染拡大の原因で家族内感染や院内感染は感染拡大の結果であると結論づけている。
しかしこれが詭弁であることは次のことから明らかである。
- 飲食店でのクラスター件数や孤発例の件数のピークが家庭内クラスターや施設内クラスターのピークに先行していることが、それらのクラスター発生の間に時間的順序があることを示しているだけで、そのことから、感染の連鎖がその間をつないでいることを推論できない。
- 飲食店の営業を止めても、家庭や職場での感染をとめることはできないから、最重要な施設内クラスターも、遅かれ早かれ発生することになる。
新型コロナワクチンに関する錯覚
ワクチンは感染を防ぐものだという錯覚
これが錯覚であることの説明
- ワクチンは病原体に対する抗体を準備するという意味の他に、B細胞に記憶させるという意味もある。抗体が減少した後に感染しても、B細胞の働きで発症をや重症化の進展を妨げる効果があるらしい。
この錯覚の原因
(2021/10/12 追加)私の想像だが、次のようなことかも知れない。
- もともと、ワクチンというものは発症を防ぐものであり、感染を防ぐものではなかったのであったが、発症前の感染は意識されていなかったので、ワクチンが感染を防ぐものだと勘違いされてきたのではないか?
- 新型コロナは感染以上発症未満のケースもPCR検査で見つかるので、「ワクチンを打ったのに感染するのはなぜだ」という疑問を人々が持つようになったのではないか?
高齢者などハイリスク層にとって、新型コロナワクチンで死ぬリスクは、新型コロナで死ぬリスクより小さいという判断の怪しさ
この判断の根拠があやふやであることの説明
新型コロナの遺伝子ワクチンに効果があったことは間違いない。(新型コロナの遺伝子ワクチンは効いたのか) (← 2021/010/12 追加)さらに、高齢者のワクチン非接種者と二回接種者の致死率に関する厚生労働省の資料を見るとこのように判断したくなる。しかし、下記の疑問点がある。
ワクチンのベネフィットについて
- 高齢の非接種者には、打ちたくても打てないほど脆弱な人が多いのかも知れないので、高齢者の非接種者の致死率が接種者の致死率より高いという厚生労働省のデータの解釈は単純ではない。
- デルタ変異株の前にできたワクチンを ブースターと称して接種しても、デルタ株以降の変異株に対する効果が小さい。
- (2021/010/12 追加)
新型コロナワクチンを打つとき「腕をだらんとして下さい」と被接種者に指示する。これは「静注」を防いでしっかり「筋注」するための指示だと、私は思う。ということは、ゼロでない確率で「静注」してしまって心筋炎などのリスクを高めることがあると予想できる。 - 厚生労働省への新型コロナワクチンによる死亡の報告は、接種後 4時間以内のアナフィラキシーによるものに制限されている。そのため、新型コロナワクチンによる死亡の実態がよくわからない。(接種後死亡隠しの実態を池田正行先生が解説)
- 実話なのか作り話なのか、よくわからないが、ネット上で新型コロナワクチンによる死亡事例が多数寄せられている。
- 青少年がワクチンによる心筋炎を来す確率は新型コロナに感染した場合に心筋炎を来す確率より高い。
- ブースター接種のように同じワクチンを反復して打った場合、接種回数が増えるほど死亡リスクが増すことが、動物実験で見出されている。しかし、このことが人間に当てはまるかどうか、よくわからない。
- 2021年9月現在、ワクチンを打って 1年以上経過した人が世界のどこにもいない。これからワクチンの新たな害が見えてくる可能性がある。
- どの程度安全か不明だが、遺伝子ワクチンより安全なタンパク質ワクチンが台湾で実用化済みである。日本でも塩野義やノババックスなどの製品が近く承認の見通しなので、現状の遺伝子ワクチンの接種を減速すべきと私は思うが、2021年9月現在、そのような動きが見えない。
高齢者や肥満者にとって新型コロナのリスクの方が大きいというあやふやな判断のもとになる錯覚
- 新型コロナのリスクと新型コロナワクチンのリスクを、それぞれの致死率で比較しているが、これは間違いである。
新型コロナのリスクは死亡率(各年齢階級の人口を分母とする)で評価し、ワクチンのリスクは致死率(各年齢階級のワクチン接種人口を分母とする)で評価しなければならない。ワクチンは自分から打ちに行くものであり、新型コロナはなるべく罹らないように努力するものだからである。 - 接種後に死亡した場合、無条件に報告する形になっておらず、報告するかどうか医師が判断したりしているので、厚労省の発表する新型コロナワクチン接種後死亡のデータは不完全である。しかし、ワクチンとコロナのどちらも怖い高齢者や肥満者にとって、厚労書の発表する数字しか頼りにするものがない。
結論
新型コロナワクチンの安全性に関して、現状では厚労省の発表もネット上の議論も当てにならない。身近なワクチン接種者(親戚や会社の同僚など)の様子を見て判断するしかない。ワクチンはウイルスを変異させないという錯覚
ワクチンはウイルスの遺伝子を書き換えないから、このようなことはないと主張する人がいるこれが錯覚であることの説明
- ワクチンは古い変異株のウイルスを排除するが、デルタ株などの新しい変異株のウイルスを排除しない。そのため、デルタ株のように増殖力の高い株を選択する淘汰圧を生じる。ワクチンは変異株を生み出さないが、変異株の蔓延を促進する。
付録
陰謀論が頭を離れない
- 2020年4月3日に厚生労働省の一室で接触削減論が発表されたとき、非公式の形でありながらマスコミがしっかり集められていたのはどうしてか?「人と人との接触 8割削減で感染収束へ 専門家グループ」などと、正式な発表のようなタイトルで報じられたのはどうしてか?
- 国会の質疑などで、アドバイザリボードでなく、厚労省系の組織である分科会の会長が前に出ているのはなぜだろうか?
- なぜ分科会などの厚労省系専門家は飲食店を目の敵にするのだろうか?
- なぜ厚労省系専門家は緊急事態宣言などの行動制限策を無限に続けさせようとするのだろうか?
- マスコミと厚労省系専門家がタッグを組んで政府に対峙しているように見えるのはなぜだろうか?
ファクターXが新型コロナの流行のピークを下げるしくみ
(2021/10/12 追加)ファクターXの感染抑止効果を考慮すると、新規感染者の回りにいるに新型コロナに罹りにくい人がバリア―の働きをするので実効再生産数は流行の初期から基本再生産数を大幅に下回る。このことから、最も単純な数理モデルのSRIモデルでシミュレーションする場合、ファクターXにより新型コロナに罹りにくい人をあらかじめ「既に罹って回復した人」として扱う必要がある。そうするとシミュレーションの結果の新規感染者数のピークは大きく抑えられ、結果として新規陽性者数のピークも大きく抑えられる。(参考資料 永井一石さんの山火事理論)
さらに、ファクターXの発症抑止効果を考慮すると、次のような流れで新規陽性者数のピークが抑えられる。
ファクターXが強い人は感染しても発症しにくい
↓
PCR検査数が増えない
↓
PCR検査で発見される感染者数が抑えられる
新型コロナの遺伝子ワクチンは効いたのか
(2021/10/12 追加)効いたのはまちがいない
ファクターXのない(弱い)欧米の場合英国やEU諸国について、デルタ株以前の流行とデルタ株の流行の比較を行うと、次のような傾向が見られる。
- 遺伝子ワクチン(アストラゼネカなど DNAワクチン、ファイザーなど mRNAワクチン)の接種が進んでいる国では、デルタ株の流行の場合、日次陽性者数は従来と比べてあまり減っていないが、日次死者数は激減している。
- ルーマニアやアルメニアなどワクチンの接種が遅れているに国では、デルタ株の流行でも、日次陽性者数に比較した日次死者数の減少は見られない。
ファクターXのあった(弱まった)日本の場合
デルタ株がHLAによるファクターXを無力化したため、日本ではファイザーやモデルナなどの mRNAワクチンを接種したにも拘わらず、日次陽性者数が急増したが、それでも大きな死亡抑制効果があったことが下記からわかる。
- デルタ株流行時の日次死者数は以前の流行より下がっている。
-
厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)」に書かれている「重症者割合」の表を、2021/05/26 付けの版と 2021/08/25 付けの版を比較することで、新型コロナワクチンの効果が見れるか、試してみた。
下記は、上記の厚生労働省のデータを元に、重症病床率や、重症者(小計)、重症者に占める割合、重症者割合増分比、重症者数増分比を計算した表である。 (← 2021/10/12 訂正)
(↓ 2021/10/12 大幅に訂正)全体 10歳
未満10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代
以上不明 調査中 非公表 5/26 重症者割合(%) 0.7 0 0 0 0 0.3 0.7 1.6 2.2 1.5 0 0.3 0.2 重症者数(人) 388 0 0 0 0 28 55 91 128 83 0 2 1 入院治療等を要する者(人) 58,373 1,906 3,956 10,987 7,371 8,166 7,736 5,731 5,902 5,619 12 583 404 重症者(小計) 83 302 重症者に占める割合 21.4% 77.8% 8/25 重症者割合(%) 0.5 0 0 0 0 0.3 0.8 1.6 2.3 1.4 0 1.3 0.2 重症者数(人) 515 0 1 0 2 48 99 115 151 88 0 11 1 入院治療等を要する者(人) 100,276 4,199 8,002 23,004 15,569 15,207 13,071 7,326 6,548 6,103 13 830 404 重症者(小計) 150 354 重症者に占める割合 29.1% 68.7% 重症者割合増分比 -28.6% 0.0% 14.3% 0.0% 4.5% -6.7% 333.3% 0.0% 重症者数増分比 32.7% 71.4% 80.0% 26.4% 18.0% 6.0% 450.0% 0.0%
(↓ 2021/10/12 に訂正)
このように、05/26 付けの版と 2021/08/25 付けの版で比較すると、後者では、60代以上の高齢者の重症者に占める割合が 77.8% から68.7% に減っている。このことはデルタ株でファクターXが効かなくなった非高齢者が入院等治療を要する様になりやすくなったことと、高齢者にワクチンが効いて、感染が増えても入院等治療を要するまでにいたらないケースが増えたことを意味しているだろう。
しかし新規コロナ死亡者数が桁違いに減ったわけではない
英国の場合アストラゼネカのワクチンを打った英国では、2021年夏の流行で、それまでのピークでの値に比べて非常に低い新規のコロナ死亡者数をキープしている。しかし、新型コロナによる死亡者数の定義の変更などのうわさもあるので、実際の効果は見かけより小さいかも知れない。
ファイザー製ワクチンの多い米国やイスラエルの場合
アメリカやイスラエルでは流行のピークでの新規コロナ死亡者数は、それまでのピークでの値に比べて半分程度なので、桁違いに小さくなったという程ではない。
日本の場合
アメリカなどと比較することにより、日本ではファクターXの力がいくらか残っていることがわかる。それにもかかわらず、新規コロナ死亡者数の減り方を英国と比較すると、日本の方が劣っている。
具体的には 2021年1月に対する 9月の英国の新規死亡者数の減り方の方より、2021年5月に対する 9月の日本の新規死亡者数の減り方が劣っている。日本の場合、「まだ残っているファクターXの力がワクチンの効果に比べて侮れない」ということかも知れない。
英国のコロナ死亡者数の怪しさ
2020年4月と 2021年1月に米英がほぼ同時期に新規死亡者数がピークになったとき英国は米国の約2倍であった。しかし 2021年9月に米英がほぼ同時期にピークになったとき英国は米国の約三分の一であった。これはアストラゼネカ製ワクチンの威力の現れかも知れないが、英国の死亡者数カウント方法の変更の結果かも知れない。
重症化予防効果はあるが、正確な度合は不明
アドバイザりボードの資料の場合厚労省のWebページ "政府の取組|厚生労働省"
のリンク「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料等(第46回以降)はこちら」
がリンクするページ "新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料等(第46回以降)|厚生労働省"
の段落「第47回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年8月11日)」
からリンクされている PDFファイル資料 「資料2-5 HER-SYS データに基づく報告」
のスライド「年齢別の新型コロナウイルス感染陽性者数と死亡数 -年齢別のワクチン接種についても検証」
に次のように書かれている。
○ワクチン接種による新型コロナウイルス感染陽性者の致死率
高齢者における死亡者は、未接種者は5,387人中232人(4.31%)、
1回の接種で857人中26人(3.03%)、2回の接種で112人中1人(0.89%)であった。
しかし、下記の疑問点がある。(参考:8月11日のアドバイザリーボードの資料に関する池田正行先生による解析)
- 大規模接種会場で2回も接種を受けられるほど健康な人と同年齢で特養で寝たきりの人のどちらが86%の確率で生存するか?という問題。
- HER-SYSという感染症届出処理システムの2021年6月時点のデータに基づいているが、このシステムは行政の「届出」システムであって、疫学調査には使えない。
- この「分析」はワクチン接種日と死亡日の関係を全く考慮していないone-pointの横断デザインになっている。
東京都のモニタリング会議資料の場合
東京都の Webページ "【令和3年度】東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料|東京都防災ホームページ"
からリンクされている Webページ "(第64回)東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議資料(令和3年9月24日)|東京都防災ホームページ"
からリンクされている PDFファイル資料「10 ワクチン接種率と死亡者数 (PDF 465.9KB)」
のスライド「都内の死亡者数(ワクチン接種歴別)【9月22日 時点】」に次のような表がある。
ワクチン接種歴(不明除く) |
接種歴 不明 |
合計 | ||||||||
未接種 | 接種1回 | 接種2回 | 小計 | |||||||
全年代 | 325人 | 79% | 38人 | 9% | 49人 | 12% | 412人 | 72人 | 484人 | |
基礎疾患有 | 253人 | ― | 36人 | ― | 45人 | ― | 334人 | 52人 | 386人 | |
基礎疾患無・不明 | 72人 | ― | 2人 | ― | 4人 | ― | 78人 | 20人 | 98人 | |
60歳未満 | 99人 | 91% | 9人 | 8% | 1人 | 1% | 109人 | 19人 | 128人 | |
基礎疾患有 | 67人 | ― | 9人 | ― | 1人 | ― | 77人 | 10人 | 87人 | |
基礎疾患無・不明 | 32人 | ― | 0人 | ― | 0人 | ― | 32人 | 9人 | 41人 | |
60歳以上 | 226人 | 75% | 29人 | 10% | 48人 | 16% | 303人 | 53人 | 356人 | |
基礎疾患有 | 186人 | ― | 27人 | ― | 44人 | ― | 257人 | 42人 | 299人 | |
基礎疾患無・不明 | 40人 | ― | 2人 | ― | 4人 | ― | 46人 | 11人 | 57人 |
そして次のように総括している。
8/1~9/20に亡くなった方で、ワクチン接種歴が判明している412人のうち、
〇 未接種の死亡者数は、325人(約8割)
〇 ワクチン接種2回済の死亡者数は49人、内訳は、60歳未満では1人(基礎疾患有)、60歳以上は48人(基礎疾患を有する方が44人
〇 未接種の死亡者数は、325人(約8割)
〇 ワクチン接種2回済の死亡者数は49人、内訳は、60歳未満では1人(基礎疾患有)、60歳以上は48人(基礎疾患を有する方が44人
一方、Webページ "ワクチン接種実績 東京都福祉保健局" の「上記グラフデータの接種回数(9月23日分まで)」という表を抜粋すると次のようである。
人口 | 1回目接種 | 2回目接種 | 総計 | |
---|---|---|---|---|
都内全人口 | 13,843,329 | 8,667,527 | 7,259,665 | 15,927,192 |
12歳以上 | 12,050,898 | |||
65歳以上 | 3,111,587 | 2,760,653 | 2,709,891 | 5,470,544 |
12~19歳 | 822,822 | 425,250 | 229,719 | 654,969 |
20代 | 1,576,178 | 893,204 | 616,783 | 1,509,987 |
30代 | 1,812,798 | 1,104,493 | 786,293 | 1,890,786 |
40代 | 2,145,687 | 1,439,389 | 1,126,443 | 2,565,832 |
50代 | 1,897,804 | 1,423,237 | 1,219,008 | 2,642,245 |
60代 | 1,353,037 | 1,124,098 | 1,077,447 | 2,201,545 |
70代 | 1,424,252 | 1,269,524 | 1,249,078 | 2,518,602 |
80歳以上 | 1,018,319 | 922,033 | 902,951 | 1,824,984 |
不明 | 1 | 66,299 | 51,943 | 118,242 |
このように、新型コロナの死亡リスクの高い高齢者の 2回目接種回数が人口に近いので、全年齢で「未接種の死亡者数が約8割」を占めることは、ワクチンの効果の現れに違いない。
しかし、疑問も残る。高齢の死亡例に「基礎疾患あり」が多い。その中に「打ちたくても打てない」ケース、すなわち脆弱層のケースが多いなら、年齢+脆弱度で層別して分析すると異なった結果が得られるかも知れない。
mRNAワクチン接種後死亡リスクはコロナ死亡リスクを下回るか
(2021/10/25 追加)コロナの年齢階層別死亡率
厚生労働省の「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)」に書かれている「死亡者数(人)」の表の 2021/04/07 付けの版と 2021/07/28 付けの版の内容を元に、その期間の間の新型コロナワクチンによる死亡者数を計算してみた。2021/04/07と 2021/07/28はそれぞれ第4波と第5波の入口の時期に当たる。
そして、それをもとに第4波と同程度の死亡率が1年間続いた場合の死亡者数を年齢階層別に予想してみた。
尚、人口の数値は政府統計のポータルサイト「政府統計の総合窓口(e-Stat)」の Webページ "人口推計 各月1日現在人口 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口" からダウンロードした 05k2-3.xls というExcelファイルによる。
10歳未満 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | 80代以上 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2021年4月7日 | 0 | 0 | 3 | 18 | 67 | 195 | 639 | 2,019 | 5,564 |
2021年7月28日 | 0 | 0 | 9 | 29 | 116 | 317 | 990 | 3,076 | 8,346 |
増分 | 0 | 0 | 6 | 11 | 49 | 122 | 351 | 1,057 | 2,782 |
日平均 | 0.00 | 0.00 | 0.05 | 0.10 | 0.44 | 1.09 | 3.13 | 9.44 | 24.84 |
年平均 | 0.00 | 0.00 | 19.55 | 35.85 | 159.69 | 397.59 | 1,143.88 | 3,444.69 | 9,066.34 |
人口万人 (5月1日) |
957.00 | 1,095.00 | 1,267.00 | 1,381.00 | 1,793.00 | 1,674.00 | 1,535.00 | 1,643.00 | 1,191.00 |
100万人当たり 年平均 |
0.00 | 0.00 | 1.54 | 2.60 | 8.91 | 23.75 | 74.52 | 209.66 | 761.24 |
ワクチンの年齢階層別死亡率
厚生労働省の「第69回」の予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会の資料一覧ページから「資料2-1-1 予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告状況について」のPDFファイルをダウンロードした。
そして、「1.医療機関からの副反応疑い報告について」の章の「⑥年齢別報告件数」の表の
「コミナティ筋注」(ファイザー製ワクチンのこと) の欄の数値をもとに、
100万人が1回接種または2回接種した後死亡する人数と、1回接種または2回接種または3回接種した後死亡する人数を計算してみた。
0~9歳 | 10~19歳 | 20~29歳 | 30~39歳 | 40~49歳 | 50~59歳 | 60~69歳 | 70~79歳 | 80歳以上 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
推定接種者数 (回分) |
- | 3,038,532 | 5,806,991 | 7,845,077 | 13,707,659 | 17,736,892 | 24,060,401 | 29,137,541 | 21,041,562 |
死亡報告数 | 0 | 2 | 9 | 7 | 16 | 33 | 72 | 212 | 533 |
接種後死亡する 確率 |
- | 0.00007% | 0.00015% | 0.00009% | 0.00012% | 0.00019% | 0.00030% | 0.00073% | 0.00253% |
100万人当たり 接種1~2回で死亡 |
0.00 | 1.32 | 3.10 | 1.78 | 2.33 | 3.72 | 5.98 | 14.55 | 50.66 |
100万人当たり 接種1~3回で死亡 |
0.00 | 1.97 | 4.65 | 2.68 | 3.50 | 5.58 | 8.98 | 21.83 | 75.99 |
上記を並べると
上記の二つの表を組み合わせてみた。10歳未満 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | 80代以上 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100万人当たり 年平均コロナ死者数 |
0.00 | 0.00 | 1.54 | 2.60 | 8.91 | 23.75 | 74.52 | 209.66 | 761.24 |
100万人当たり 接種1~2回で死亡 |
0.00 | 1.32 | 3.10 | 1.78 | 2.33 | 3.72 | 5.98 | 14.55 | 50.66 |
100万人当たり 接種1~3回で死亡 |
0.00 | 1.97 | 4.65 | 2.68 | 3.50 | 5.58 | 8.98 | 21.83 | 75.99 |
- 50代以上は接種した方が得に見える。
- 30~40代は微妙。
- 20代は接種しない方がよさそうに見える。
- 19歳以下は、いずれのリスクも小さいので、接種してもよし、接種しなくてもよし、のように見える。
上記の厚生労働省の数値の問題点
「死亡者数」の表の数値の問題- 厚生労働省が集める新型コロナ死亡のケースには、死亡時にPCR検査して陽性だったケースが多々含まれているため、実際の新型コロナを原因とする死亡数の数割増しと思われる。
- ワクチン接種後に新型コロナで死亡した件数がわからない。
- 何回目の接種で死亡したか区別されていない。
- 医師の裁量に任されている面が強いように思われる。特に、脳出血、心筋炎などに基づく死亡ケースの全例が報告されているのか、気になる。
(参考:予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告) - ワクチンを原因としないケースと原因とするケースが混ざっている。特に高齢者のケースには、ワクチン接種を原因としないケースが多そうである。
私の計算方法の問題点
何回目の接種かによる死亡率の違いを考慮していない- 2回目の接種の方が副反応が強いので、2回目の方が死亡率が高そうである。
- 接種を反復すると死亡率が高まるという噂もある。
下記の要因で、今後の流行においては従来より感染者や死者が減る傾向があるらしい。
- ウイルスに感染したり暴露したりした経験者の増加
- ワクチン接種者の増加
- ウイルスの弱毒化
上記の私の計算は、新型コロナによる死亡リスクを過大に評価しているのは間違いない。
新型コロナワクチンによる死亡リスクについては、過大評価なのか、過小評価なのか、よくわからない。
結局どうしたらよいのか
ワクチンによる直接的死亡リスクだけを考慮するという単純な条件でも、ワクチンによる死亡がどれくらい報告されずに隠れているかわからないので、データからは判断のしようがない。ワクチンには下記のような未知のリスクがあるかも知れないので、なおさらである。
- ワクチンによる後遺症の影響
- 未成熟の子供に接種した場合の生殖機能への影響
- 未知の長期的副作用(従来のコロナ風邪に対する免疫に影響しないか、など)
参考文献
-
接種後死亡隠しの実態を池田正行先生が解説
Webページ "全てはワクチン利権のために:「合法的な」接種後死亡・副作用隠しの実態" で
インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの死亡報告制度の比較をなさっている。
-
往診でもカクテル療法
共同通信社のWebページ「往診でもカクテル療法可能 厚労省、条件付きで」 (2021/09/18 付け)
-
都、酸素ステーション開設
日本経済新聞社のWebページ「新型コロナ:都、酸素ステーション開設 24時間態勢で重症化阻止:日本経済新聞」 (2021年8月23日 付け)
-
青山議員が人流削減の無意味さを衆議院委員会で説明
2021年9月15日(水)衆議院厚生労働委員会での青山まさゆき議員による質疑の中で、東京都の人流と感染者の増減が逆相関になっていることを説明した。
衆議院の Webページ "衆議院インターネット審議中継" で動画で見ることができる。
-
永井一石さんの山火事理論
(2021/10/12 追加)
Webページ "なぜ毎回、専門家が予想できないピークアウトをしたのか。素人の永江理論をまとめました - More Access! More Fun"
にわかりやすくまとめられています。
-
高齢者のワクチン非接種者と二回接種者の致死率に関する厚生労働省の資料
(2021/10/12 追加)
Webページ "新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料等(第46回以降)|厚生労働省"の
リンク「第47回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(令和3年8月11日)」で
「資料2-5 」の pdfファイルを開くと
スライド「年齢別の新型コロナウイルス感染陽性者数と死亡数 -年齢別のワクチン接種についても検証-」の
「○ワクチン接種による新型コロナウイルス感染陽性者の致死率」に次のように書かれている。高齢者における死亡者は、
未接種者は5,387人中232人(4.31%)、
1回の接種で857人中26人(3.03%)、
2回の接種で112人中1人(0.89%)であった。
-
新型コロナの流行と気象との関係に関する分析
(2021/10/12 追加)
藤原かずえさんが、Webページ "結論から言えばコロナ第4波も気温差で予測可能でした | マスメディア報道のメソドロジー"で
解説なさっている。
-
変異株の盛衰と新型コロナ流行の盛衰の同期に関する資料
(2021/10/12 追加)
Webページ "新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料等(第46回以降)|厚生労働省"
からリンクされた Webページ "新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの資料等(第46回以降)|厚生労働省"」で
「資料4 新型コロナウイルス感染症(変異株)への対応等」の pdfファイルを開いて、
「資料4③」のスライド「新型コロナウイルス ゲノムサーベイランスによる系統別検出状況(国立感染症研究所)」の
「国内 新型コロナゲノムの PANGO lineage 変遷(2021/09/03 現在)」のグラフを見ると、
流行の波と変異株の盛衰が同期していることがわかる。
-
「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値)」
(2021/10/12 追加)
厚労省のWebページ "国内の発生状況など|厚生労働省" の
段落「国内の患者発生に関する参考資料」の
リンク「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向:2099年99月99日99時時点」から PDFファイルが定期的にリンクされている。
過去分をダウンロードしたいときは「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(速報値) (令和3年7月」などとググると出てくることがある。
-
グローバルダイニング、都と法廷で争う
(2021/10/12 追加)
参考 Web ページ:- "「法廷で白黒をつけたい」グローバルダイニング訴訟、初弁論 都は全面的に争う姿勢 - 弁護士ドットコム" (2021年05月21日)
- "グローバルダイニングへの時短命令で抑えた新規感染「4日間で約0.081人」 原告側が専門家の意見書を提出 - 弁護士ドットコム" (2021年09月06日)
-
8月11日のアドバイザリーボードの資料に関する池田正行先生による解析
(2021/10/12 追加)
Webページ "嘘つき村の面目躍如役人はこうして嘘をつく" の中で、
「そう、この暗号の「デザイン」は下記に説明した通り、test-negative designとは銀河系の彼方ほどかけ離れたところにあります。」
という文に続けて解説されている。
-
予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会の資料一覧ページ
(2021/10/25 追加)
例えば第69回の資料であれば、厚生労働省のWebページ
"厚生科学審議会 (予防接種・ワクチン分科会 副反応検討部会)"の
「第69回」の行のリンク「資料」からリンクされたページに、
その回の資料の PDFファイルへのリンクが並んでいる。
用語解説
-
ファクターX
日本が欧米に比べて感染者や死亡者が桁違いに少ないのはなぜか、その理由があるはずだが、正体不明なため、それをファクターXと呼ぶ。
ノーベル賞の山中教授のサイト「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」の Webページ 「解決すべき課題」の「ファクターXを探せ!」と題する記事によると、山中教授の造語らしい。
【存在が確認されたファクターXたち】- HLA (新型コロナのスパイクタンパクに反応するHLAを東大などの研究者が発見。残念ながらデルタ株に無力)
- 肥満 (脂肪細胞が新型コロナの重症化に関連しているという研究あり。東アジアは欧米に比べて肥満者が少ないことと、肥満者が多いことから、ファクターXの1つであることは間違いない)
- BCG (結核以外の呼吸器系感染症でBCGが予防するものがある。しかし新型コロナにも効いているか、まだよくわからない)
- 交差免疫T細胞 (Pre-existing T cell ともいう。ファクターXというには欧米に比べて日本で多くなければならないが、まだよくわからない)
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予防接種法に基づく医療機関からの副反応疑い報告
(2021/10/25 追加)
厚生労働省の以下の Web資料が参考になる。- Webページ "予防接種法に基づく医師等の報告のお願い|厚生労働省"
- 上記ページの「報告基準」からリンクされたPDFファイル
- 上記ページの「新型コロナワクチンに関する副反応疑い報告については、こちらをご覧ください」にリンクされた
Webページ "医師等の皆さまへ~新型コロナワクチンの副反応疑い報告のお願い~|厚生労働省"
その他
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ステイホームは感染を拡大する
家庭のステイホームは普段接触の少ないお父さんと子供たち、上の子と下の子が、家庭という場所にいつもより長く集うことになる。冬の暖房期や夏の冷房期なら換気も悪い。
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