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2014/03/23 15:49:46
初版 2014/03/21
2014/03/23 に錯覚構造の新しい図解を加えました。

二つの封筒問題の錯覚とスマリヤンの錯覚の源は一つか

一見すると、二つの封筒問題の錯覚現象と、スマリヤンの錯覚 は別の現象のように見えます。 しかし、これらの錯覚の構造を図解してみると、良く似ていることに気付きます。

それぞれの錯覚現象の構造

二つの封筒問題の錯覚現象とスマリヤンの錯覚構造の対比 1



二つの封筒問題の錯覚現象とスマリヤンの錯覚構造の対比 2



これらの錯覚現象は源を同じくしているか

上で見たように、二つの封筒問題の錯覚現象の構造と、スマリヤンの錯覚現象の構造がよく似ていることから、これら二つの錯覚現象がともに次のような同一の源から発しているのも知れません。



このような現象に、 Fox, C.R. & Levav, J. (2004). で提唱している "partition-edit-count" 説を応用すると、次のようになります。
いったん、金額の組み合わせで二つの封筒問題の現象に関する標本空間を分割 (partition) すると、 選んだ封筒の金額という新しい要因を加味して標本空間を細分化することができないため、 選んだ封筒の金額で行うべき標本空間の分割に、金額の組み合わせで行った標本空間の分割がそのまま転用されてしまうのだと思います。 この最後の 「転用」 の部分が "partition-edit-count" 説の "edit" と同じような位置で働いています。



参考文献



用語解説



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